ツールの使い方 ~ 3.取引管理シート ~

「KabuYomi」ツールにおける[ 3.取引管理 ]シートの使い方について解説をします。

[ 3.取引管理 ]シートの主な役割とは?

このシートはその名の通り取引管理をする際にその情報を入力するシートとなるため、「KabuYomi」ツールを分析目的でしか使用されない方には一見不要に思われるかもしれませんが、分析用の「株価時系列データ」を入力する先でもありますので、是非ともその使い方を覚えていただきたいと思います。

また、各シートに表示される銘柄名についても、ここで管理されることになりますので、その入力方法も合わせて覚えていただけますでしょうか。

銘柄名の設定方法

銘柄名の入力は必須作業ではないため、省略することも可能ですが、複数の銘柄を分析する目的で複数の「KabuYomi」ツールを立ち上げている場合には各ファイルを識別する役割を果たしますので、是非とも手間を惜しまずこの機能を活用してみてください。

手順1 「KabuYomi」ツールのファイル名を変更する

ダウンロードした「KabuYomi」ツール(KabuYomi_Ver1.0_CodeXXXX.xlsxファイル)に対し、画像1のように「XXXX」の部分を対象となる銘柄コードに変更してください。

画像1 ファイル名への銘柄コード入力

記事12(画像12-1)

 

※ここではダウンロードした銘柄(トヨタ自動車)のコードとなる「7203」を入力しています。

また「[ 3.取引管理 ]シートの解説なのに、なんでファイル名の変更なの?」と、思われるかもしれませんが、先ほど説明しました通り銘柄名の管理はこのシートで行われますので、その点はご了承ください。

手順2 「KabuYomi」ツールを開く

「KabuYomi」ツールを開き、ここで改めて[ 3.取引管理 ]シートを選択してください。

この時、画像2のようにD5セルには先ほど入力した銘柄コードが関数によって読み込まれており、同じく関数によってその銘柄コードがツール内に保有している「銘柄一覧」と一致する場合のみ、E5セルに銘柄名が表示される仕様となっています。

画像2 銘柄コードと銘柄名の表示

記事12(画像12-2)

 

この「銘柄一覧」に関しては、証券会社のスクリーニング機能を利用し、「KabuYomi」ツールの分析に向いていると思われる検索条件で絞り込んだ銘柄の一覧であり、その数は約500銘柄となりますが、もし対象の銘柄が登録されていない場合でも、別に分析に向いていないということではありませんので、あくまでも目安として捉えてください。

もし、D5セルやE5セルが空白となっている場合には、画像3のようにD6セルやE6セルへの入力を促すメッセージで出てきますので、そのように対応してください。

画像3 入力を促すメッセージ

記事12(画像12-3)

 

最初にお伝えしていた銘柄名の管理とはこのことを指しており、ここに入力した銘柄名は全てのシートで表示される仕様となっているのです。

株価時系列データの入力方法

「株価分析」、「取引管理」、「取引検証」、このどれが目的であっても「KabuYomi」ツールを使用するのであれば、まずは株価時系列データを入力しなければ何も始めることはできません。

ということで、ここでは株価時系列データの入力方法について解説させていただきます。

なお、株価時系列データの取得方法につては『ツールの準備 ~ 株価データの取得 ~』で詳しく解説していますので、まだそちらの記事を読んでいない場合には、そちらを先に参照してください。

手順1 特定のデータを排除する

データファイルを参照し、2020年10月1日のデータが含まれている場合には対象行を削除する。

対象の日付は、東京証券取引所でシステムエラーが発生した日であり、この日は終日取引が行われなかったため、分析には向かない特殊なデータが記録されてしまっています。

そのため「KabuYomi」ツールへの取り込みをする前に除外してしまった方が、後々余計な手間が掛からないというわけです。

手順2 不要な列を削除する

「KabuYomi」ツールでは、取得してきたデータの大半は使用しませんので、必要となる「日付」、「始値」、「高値」、「安値」、「終値」、「出来高」だけを残し、その他の列は全て削除してください。

手順3 対象データを選択する

A2~F2セルを選択し、[ Shift ][ Ctrl ]キーを押下した状態で[ ↓ ]キーを押下します。

これによって対象データのみが選択された状態となります。

手順4 対象データをコピーする

[ Ctrl ]キーと[ C ]キーを押下し、データをコピーします。

この手順が正しく実行されると画像4の状態となりますので、これと一致しているようであれば次の手順に進んでください。

画像4 データがコピーされた状態

記事12(画像12-4)

 

手順5 対象データを張り付ける

「KabuYomi」ツールの[ 3.取引管理 ]シートを開き、画像5を参考にF11セルを右クリックして、「値の貼り付け」をクリックする。

画像5 「値の貼り付け」をクリック

記事12(画像12-5)

 

これでデータは張り付け作業は完了となりますので、[ Ctrl ]キーと[ S ]キーを押下し、「KabuYomi」ツールを保存してください。

管理データの入力方法

このシートのメイン機能はその名の通り「取引管理」です。

「取引管理」というと地道な作業で単なる自己満足に思えるかもしれませんが、このシートに取引情報を入力すれば[ 2.株価情報 ]シートで自身のエントリータイミングがビジュアル的に確認できますし、[ 4.取引損益 ]シートで素早く損益情報を確認することもできるようになりますので、是非とも以下の手順を実施してその効果を試していただけますでしょうか。

手順1 「口座清算/経費精算」の入力

B列、もしくはF列を参照して取引開始日を確認し、同じ行にあるP列をクリックする。

次にセルのリストから「開始」を選択し、同じ行のQ列にその金額を入力する。

参考までに、画像6は「開始資金」を100万円で入力してあります。

画像6 「口座清算/経費精算」データの入力

記事12(画像12-6)

 

するとその右にある「残高」項目の「現金」と「実質」にも、100万円が金額表示されるようになったことがお分かりいただけると思いますが、これが株取引で増減する資産状況となります。

「現金」は現物株を購入する際に必要な残高を表しており、「実質」は「保有株式」と「信用評価」と「現金残高」を合算した数値となりますので、全取引における実際の評価額を表しているのです。

手順2 「デイトレード情報」の入力

B列、もしくはF列を参照して取引日を確認し、同じ行のY列に「現金残高」を入力する。

これは証券会社側が算出した「現金残高」の値をそのまま入力していただいければそれで結構です。

そうすることによって、前日の現金残高から取引日の現金残高差し引かれ、デイトレードにおける損益を割り出しているのです。

参考までに画像7のY列にはテストデータが入力してあり、損益の結果がZ列に表示されていますのでご確認ください。

画像7 「デイトレード」データの入力

記事12(画像12-7)

 

ただし、この入力作業はデイトレードを実施している場合に限定した手順となるため、デイトレードを実施していない場合にはスキップしてください。

手順3 「取引情報」の入力

B列、もしくはF列を参照して取引日を確認し、同じ行のAB列に「取引区分」、AC列に「取引株数」、AD列に「取引単価」を入力する。

AB列とAC列にはそれぞれリストによる入力サポート機能が備わっていますので、是非とも活用してみてください。

特にAC列は手動入力にも対応していますので、リストに該当する数値が含まれていない場合には、ご自身で数値を設定してください。

参考までに画像8では、「取引開始」と「取引終了」のテストデータを入力してありますのでご参照ください。

画像8 「取引」データの入力

記事12(画像12-8)

 

もし複数のトレードを実施する際には、「トレード1」と同じセットが「トレード10」まで用意してありますので、同様に入力していただけますでしょうか。

また、すでに複数の取引を行っており、空いているトレードNoを見つけるのが手間に感じる場合には、入力可能となる「残数」を表示したK6セルをクリックしていただければ、未入力のトレードNoへのハイパーリンクとなっていますので、是非ともご活用ください。

ちなみにショートカットで空きトレードNoへ飛んだ場合には、そのまま選択されているトレードNoのセルをクリックすれば最新行まで飛びますので、こちらも合わせてご活用ください。