ツールの使い方 ~ 7.検証損益シート ~

「KabuYomi」ツールにおける[ 7.検証損益 ]シートの使い方について解説をします。

[ 7.検証損益 ]シートの主な役割とは?

このシートは取引検証における損益の確認用となりますので、取引検証を行っていない場合には全く使用しないシートとなります。

ですので取引検証を実施していないのであれば、この解説も不要となりますので、読み飛ばしていただいて結構です。

また取引管理を実施していて、[ 4.取引損益 ]シートを分析で使用しているようであれば、機能的には同等となるため、その場合についても読み飛ばしていただいて結構です。

ただし、取引検証を実施しているのであれば、こちらのシートは分析をする上で必須となりますので、この解説を読んでいただき、その使い方をマスターしていただきたいと思います。

年集計の確認方法

まずは画像1をご確認いただけますでしょうか。

画像1 シートの初期状態

記事16(画像16-1)

 

見ての通り、このシートは初期状態だと必要な情報が何も表示されてませんので、まずは「C7セル」を選択し、表示されたリストの中から取引データの入っている年を選択してください。
(このリストは計算式によって当年から10年前までの年数が表示される仕様となっており、画像ではサンプルデータの入っている「2015」年を選択していますが、もし対象の年数がリストに表示されていない場合には手動で任意の年数を入力してください)

年数が決定されると画像2のように、計算によってその年のカレンダーと取引データが表示されます。

画像2 年集計の表示エリア

記事16(画像16-2)

 

この画像における赤い点線で囲われた部分が、「年集計」の表示エリアとなります。

各項目における説明

  「勝ち(回数)」:その年に実行した決済において、利益となった回数を表示する。
  「負け(回数)」:その年に実行した決済において、損益となった回数を表示する。
  「損益合計」  :その年に実行した決済における、合計金額を表示する。
  「勝率(回数)」:その年に実行した決済における、回数における勝率を表示する。

「年集計」は単純にその年の損益をトータル的に確認できるようにした表となりますので、細かな確認については「月集計」や「日集計」をご確認ください。

月集計の確認方法

次に「月毎の損益状況」ですが、これは画像3をご確認いただけますでしょうか。

画像3 月集計の表示エリア

記事16(画像16-3)

 

この画像における赤い点線で囲われた部分が、「月集計」の表示エリアとなります。

これは対象月における損益額の合計値であり、この値をクリックするとその対象となる範囲が選択されますので、次に説明する「日集計」を確認する際に役立つと思います。

日集計の確認方法

最後に「日集計」ですが、これは画像4をご確認いただけますでしょうか。

画像4 日集計の表示エリア

記事16(画像16-4)

 

点線で囲われた部分にいくつかのサンプルデータが入っていることがお分かりいただけると思いますが、これは対象日に決済が行われたことを意味しており、その損益額が表示されるようになっています。

ですので、「いつ負けたのか」、「いつ勝ったのか」、ということが明確にお分かりいただけると思います。

またその損益額はリンクになっており、金額をクリックすることで[3.取引管理]シートにおける対象データへ飛ぶことができますので、画像5のように更に詳しく状況確認をすることができます。

画像5 リンクをクリックした結果

記事16(画像16-5)

 

つまりこれらの機能を利用すれば、検証のよる取引情報を素早く引き出すことができますので、分析に役立てることができるのです。

以上がこのシートにおける全ての機能解説となります。

実際にこのシートでどのような分析を行うのかは使う人次第なのですが、また別の記事で参考となる分析方法をご紹介しますので、ここではとりあえず使い方のみをマスターしておいてください。