「KabuYomi」ツールにおける[ 4.取引損益 ]シートの使い方について解説をします。
[ 4.取引損益 ]シートの主な役割とは?
このシートは取引における損益の確認用として用意しているため、そもそも取引を[ 3.取引管理 ]シートに入力していなければ使用することはできないのですが、入力している場合には全体の状況を簡単に確認することができますし、また気になる取引には素早くアクセスすることができますので、一度はその機能を試していただきたいと思います。
もちろん、取引に関してはご自身で記録を付けている方もいらっしゃると思いますが、意外とその記録を振り返って確認されている方は少ないのではないでしょうか?
それはおそらく、取引した状況やその時の判断材料を再現しにくいからだと思われます。
ですが「KabuYomi」ツールではその点も考慮してあり、このシートを見れば気になる取引もすぐに見つけられますし、それを[ 2.株価情報 ]シートでビジュアル的に確認することもできますので、是非とも合わせて活用してみてください。
年集計の確認方法
まずは画像1をご確認いただけますでしょうか。
見ての通り、このシートは初期状態だと必要な情報が何も表示されてませんので、まずは「C7セル」を選択し、表示されたリストの中から取引データの入っている年を選択してください。
(このリストは計算式によって当年から10年前までの年数が表示される仕様となっており、画像ではサンプルデータの入っている「2023」年を選択していますが、もし対象の年数がリストに表示されていない場合には、手動で任意の年数を入力してください)
年数が決定されると画像2のように、計算によってその年のカレンダーと取引データが表示されます。
この画像における赤い点線で囲われた部分が、「年集計」の表示エリアとなります。
「勝ち(回数)」:その年に実行した決済において、利益となった回数を表示する。
「負け(回数)」:その年に実行した決済において、損益となった回数を表示する。
「損益合計」 :その年に実行した決済における、合計金額を表示する。
「勝率(回数)」:その年に実行した決済における、回数における勝率を表示する。
「年集計」は単純にその年の損益をトータル的に確認できるようにした表となりますので、細かな確認については「月集計」や「日集計」をご確認ください。
月集計の確認方法
次に「月毎の損益状況」ですが、これは画像3をご確認いただけますでしょうか。
この画像における赤い点線で囲われた部分が、「月集計」の表示エリアとなります。
これは対象月における損益額の合計値であり、この値をクリックするとその対象となる範囲が選択されますので、次に説明する「日集計」を確認する際に役立つと思います。
日集計の確認方法
最後に「日集計」ですが、これは画像4をご確認いただけますでしょうか。
点線で囲われた部分にいくつかのサンプルデータが入っていることがお分かりいただけると思いますが、これは対象日に決済が行われたことを意味しており、その損益額が表示されるようになっています。
ですので、「いつ負けたのか」、「いつ勝ったのか」、ということが明確にお分かりいただけると思います。
またその損益額はリンクになっており、金額をクリックすることで[3.取引管理]シートにおける対象データへ飛ぶことができますので、画像5のように更に詳しく当時の状況を確認することができます。
つまりこれらの機能を利用すれば、その時の取引情報を素早く引き出すことができますので、分析に役立てることができるのです。
以上がこのシートにおける全ての機能解説となります。
正直、このーシートに関しては他のシートに比べて全体的に物足りなさを感じられるとは思いますが、振り返ることの楽しさや、「振返り分析」の大切さを知ることができると思いますので、是非ともご活用いただきたいと思います。