「取引管理」機能の説明 ~ 確認編 ~

「KabuYomi」ツールにおける「取引管理」機能について概要を説明します。
今回は確認編です。

「KabuYomi」ツールにおける取引管理の確認とは?

『「取引管理」機能の説明 ~ 入力編 ~』では、「KabuYomi」ツールに入力したデータは[2.株価情報]シートや[4.取引損益]シートに反映される仕組みになっていると説明しましたが、[2.株価情報]シートについては『「株価分析」機能の説明 ~ チャート編 ~』で説明していますので、今回は[4.取引損益]シートの説明をさせていただきます。

株取引において最も重要なことは、損益状況の把握です。

もちろん自身が総合的に勝っているのか、それとも負けているのか程度のことは、どなたも常に認識されているのでしょうが、では、いつどのような取引をしたときに勝って、どのような取引をしたから負けたのか、といったことを正確に把握している方は少ないのではないでしょうか?

特に頻繁に取引をされる方にとっては、なおのことそういった把握が困難だと思われます?

ですが、自身の取引を「KabuYomi」ツールにデータ入力してさえいれば、後からその状況を正確に把握することができるのです。

その役割を果たすのが[4.取引損益]シートとなります。

では、どのように損益を確認できるのか、実際に「KabuYomi」ツールの画像を見ながらご確認いただけますでしょうか。

確認① 年毎の損益状況

まずは画像1をご確認いただけますでしょうか。

画像1 年毎の損益状況(年数の入力前)

記事5(画像5-1)

 

見ての通り、このシートは初期状態だと必要な情報が何も表示されてませんので、まずは「C7セル」を選択し、表示されたリストの中から取引データの入っている年を選択してください。
(このリストは計算式によって当年から10年前までの年数が表示される仕様となっており、画像ではサンプルデータの入っている「2023」年を選択していますが、もし対象の年数がリストに表示されていない場合には、手動で任意の年数を入力してください)

年数が決定されると、計算によってその年のカレンダーと取引データが表示されます。

そしてこちらの画像2が、カレンダー表示された画像となります。

画像2 年毎の損益状況(年数の入力後)

記事5(画像5-2)

 

この画像における赤い点線で囲われた部分が、「年毎の損益状況」となります。

各項目における説明

  「勝ち(回数)」:その年に実行した決済において、利益となった回数を表示する。
  「負け(回数)」:その年に実行した決済において、損益となった回数を表示する。
  「損益合計」  :その年に実行した決済における、合計金額を表示する。
  「勝率」    :その年に実行した決済における、勝率を表示する。

ですので、この部分に注目するだけでその年の取引結果が一目で分かりますし、年数を変更すれば他の年の状況も素早く確認することができるのです。

確認② 月毎の損益状況

次に「月毎の損益状況」ですが、これは画像3をご確認いただけますでしょうか。

画像3 月毎の損益状況

記事5(画像5-3)

 

この画像における赤い点線で囲われた部分が、月毎の損益となります。

これは対象月における損益額の合計値であり、この値をクリックするとその対象となる範囲が選択されますので、次に説明する「日毎の損益状況」を確認する際に役立つと思います。

確認③ 日毎の損益状況

最後に「日毎の損益状況」ですが、これは画像4をご確認いただけますでしょうか。

画像4 日毎の損益状況

記事5(画像5-4)

 

点線で囲われた部分にいくつかのサンプルデータが入っていることがお分かりいただけると思いますが、これは対象日に決済が行われたことを意味しており、その損益額が表示されるようになっています。

ですので、「いつ負けたのか」、「いつ勝ったのか」、ということが明確にお分かりいただけると思います。

また、その損益額をクリックすると[3.取引管理]シートにおける対象データへのリンクになっており、画像5のようになります。

画像5 日毎の損益状況(リンクをクリックした結果)

記事5(画像5-5)

 

つまりこれらの機能を利用すれば、その時の取引情報を素早く引き出すことができますので、分析に役立てることができるのです。