「KabuYomi」ツールにおける「株価分析」機能について概要を説明します。
今回はチャート編です。
「KabuYomi」ツールにおけるチャート分析とは?
そもそも株式チャートとは、株式市場においてもっともポピュラーな株価分析ツールとなりますので、その情報はどの証券会社でも必ず提供していますし、株取引をする方でその存在を知らない人はいないと思われます。
もちろん、それは「KabuYomi」ツールにとっても例外ではなく、基本機能として実装されておりますので、いつでも参照することができますし、現状把握や株価分析に役立てることができるのです。
「KabuYomi」ツールにおける株式チャートは至ってシンプルで、移動平均線が6本と、ローソク足で構成されています。
まず最初にポイントとなるのが移動平均線で、用意された6本全てを任意に設定することができますので、使用する方の好みに合わせて活用することができます。
基本的には短期で3本、中期で3本という設定にしていただきたいのですが、何かこだわりがあるのであれば、自由に設定していただいても構いません。
ただし推奨値は75日以下となりますので、どの線もそれを超えないように設定してください。
もし「どうしても長期の設定がしたい」という方のために、一応75日を超えても設定できるようにはしているのですが、そもそも「KabuYomi」ツールにおける各種の分析が75日以下で調整されていますし、取引もデイトレードやスイングトレード向けに製作されていますので、長期の移動平均線を設定する意味はあまりないと思われます。
また、設定値を自分で決められないという方のためにデフォルトの設定値(短期:2日・5日・8日 中期:25日・50日・75日)が用意されており、それがこのツールにおける推奨値となっておりますので、特にこだわりがないようであればそのままご利用ください。
ここまででしたら、証券会社が提供しているツールと大差はありませんが、「KabuYomi」ツールにはもう一つ大きな特徴があるのです。
それは、取引履歴が株式チャートに反映されるという機能なのです。
もちろん「KabuYomi」ツールに取引履歴を入力しないと使えない機能ではあるのですが、「売り・買い・決済」がそれぞれチャートに表示されますので、自身の取引をビジュアル的に確認することができるのです。
取引をビジュアル的に確認するメリット
では実際にどのように取引のステータスが表示されるのか、画像1をご覧いただけますでしょうか。
画像には数字の記載されたアイコンがいくつか確認できると思いますが、これは下記のルールに基づいて取引状況を表しています。
・売り:
・買い:
・決済:
※各アイコン内の数値は「取引No」を表している。
例えば取引No.1について注目すると、画像2にあるように「買い」よりも「決済」の位置が上であるため、利益が出た取引であることは一目で分かると思います。
また同じように、画像3の取引No.2では、「売り」よりも「決済」の位置が下であるため、こちらも利益が出ているとことが分かります。
ところが、画像4では取引No.3が「買い」よりも低い位置で「決済」を行っているため、損失が出た取引であることが分かります。
このような損失を出した取引については、なぜそのタイミングで取引をしてしまったのか、原因を突き止める必要がありますので、詳細情報を確認する必要があるのですが、画像5のようにマウスポインタを対象のアイコンに合わせればそれが表示されますので、対象日を覚えておき、[1.株価分析]に戻って分析をすれば、以後の取引において同じ過ちを防げることになります。
これが「KabuYomi」ツールにおけるチャート分析であり、振り返り分析がしやすいというメリットを兼ね備えているのです。